合同勉強会「NEXTLAB.」2021年11月の内容を一部紹介します
ネクストメディアの坂上です。
毎週水曜日に開催している合同勉強会「NEXTLAB.(ネクストラボ)」の 2021 年 11 月の内容を紹介します。
2021年11月の勉強会のテーマと、参加者の反応
11 月の勉強会は下記の 3 回でした。
Web広告の設計と分析をするための事前準備、広報・マーケティングを成功させるための要素などについて情報共有と意見交換を行いました。
第173回では、ネクストメディアが現在取り組んでいる組織の情報発信とWeb活用を成功させるために必要な 6 要素について共有しました。Web サイトや広告を用意すれば成果が上がるのであれば単純ですが、組織のマネジメントや商品・サービス開発、お客さまへのサービス提供体制など、様々な要素が関係する広報・マーケティング活動。
これからも、現場で実践したことや他社が行っている事例やノウハウなどを学習しながら、探求とスキルアップを続けていきたいと思います。
- 第172回|意図を組み込む広告設計
- 第173回|組織の情報発信の成果を導く 6 要素
- 第174回|分析ツールのマネジメント
今後も、仕事の現場で実際に感じたことや、工夫したことをタイムリーに共有し実務へフィードバックする場として、勉強会を活用していきたいと思います。
※参加者個人が特定されないよう、参加者のコメントは抜粋、編集を入れています。
第172回|意図を組み込む広告設計(2021年11月2日)
概要
誰もがやり方を覚えれば、全国に広告を配信できる Web広告。配信結果がデータ集計できるのも特徴ですが、
成果や成果検証方法が設計に組み込まれておらず、特徴を活かせていないケースも多い印象があります。
広告設計と設定が、結果に及ぼす影響と「意図」の重要性について皆さんと確認できればと思います。
参加者の反応
「Google 広告や Facebook 広告の細かい仕様について、勉強不足を感じたので本日の内容を改めて調べたいと思います。
相手の”意図”を紐解くのは、Webサイトの設計でも同じことがいえ、基本なのだなと再認識しました」
「広告の相談をされると、ついつい広告の見せ方(クリエイティブ)に目がいってしまい、そもそも広告は必要がないのでは?という視点をもつことを忘れそうなので、気をつけたいと思いました。そもそものゴールは何かを理解して、その目的を達成するためにはどんな施策が必要・不要かを考える広い視野を持つことを、意識して取り組んでいきたいと思います」
「自分がユーザーだったらどうする?どう感じる?など、ユーザー目線を忘れないようにしたいです。
今回の例は、自分自身が引越しの物件探しをしたり、マンションの購入を検討をしたことがあるので、たしかにそうだ!と思うことが多々あり、面白かったです」
「非常に分かりやすいお話でした。『広告を出した次の日から問い合わせが増えた』のは嬉しいことですが、なぜ問い合わせが増えたのか?を掘り下げないと、次につながらないという話に納得です。
ただやみくもに出稿しても意味がないと思いますし、きちんとした設計をしていないと自分もクライアントさんもモヤモヤしたまま進んで行くので、次に繋がりにくいと思いました」
「ビジネスの目的とユーザー目線、どちらも意識することが大切だと感じました。ビジネス成果を出すための設計力をつけたいと思っていましたが、ユーザー目線、ユーザーのメリットを忘れないことが重要だと思いました」
第173回|組織の情報発信の成果を導く6要素(2021年11月10日)
概要
この 1 年、Web 制作会社とも広告代理店時代とも異なる関わり方で、クライアントの情報発信を支援する機会が増えました。
SNSや Web広告は個人でも活用できるツールですが、ツールが同じでも組織の情報発信を成功させる要素は、個人のそれとは異なるように思います。
組織の情報発信に必要な 6 つの要素を確認しながら、自社の活動やクライアントに対して何を提供できるのか、考える時間にできればと思います。
参加者の反応
「ノウハウを言語化してチーム内で情報共有・学習し、うまくいった仕事を再現・応用していけるようになる。いまの部署に所属してから、特に大切なことだなと業務を通じて感じています。
マニュアルやフロー図があれば教える側になった時も、スムーズだと思います。今後も何か新しい取り組みをしたときなど、しっかり手順を記録して残していければと思います。
まだまだうまく説明できなかったり、意図を汲み取れなかったり、自分で歯がゆい思いをすることがありますが、頑張りたいと思います」
「今回改めて、自分も図視化する能力がほしいと思いました。まずは、情報をリスト化してまとめるところからと課題をもらっていますが、図示化・可視化のスキルは必須だと感じています」
「ただ単に仕事を実行するだけでなく、実行結果を検証して、改善のフィードバックをする大切さを学びました。
クライアントといっしょに1つのチームとなれるかが、最初に必要になると思いました。
ネクストメディアでは、それが一定実現できていると感じる事例で、進化を感じる話でした」
第174回|分析ツールのマネジメント(2021年11月17日)
概要
クライアントの立場で、分析ツールとデータをマネジメントするには、どういった仕組みをつくれば良いでしょうか。
Google アナリティクスやタグマネージャーを設計・設定する役目を Web 制作者やデジタルエージェンシーが担っていることが多く、分析ツールが、クライアント企業ではなく、委託業者の業務フローに最適化されているケースも多いように思います。
この状況の問題点と、改善のために試行錯誤している状況を共有し、皆さんとマーケティングDX について考えてみたいと思います。
参加者の反応
「坂上さんが話されていたように、単にWebサイトを作るだけでなくデータ活用、Webの活用に関心の高いクライアントが増えてきている感覚があります。アカウントの情報整理、成果に結びつく施策提案、その後の運用もサポートして良いお付き合いを継続していけるようにならなくてはと思いました」
「代理店で勤務する友人から、Web 制作が外注業者に丸投げ状態になっている状況を聞いたこともあります。社内に質問できる人がいない、目の前の業務に追われて勉強する時間が取れないなど、代理店さん側も悩んでいる印象があります。ネクストメディアのメンバーは、常に新しい情報をキャッチアップして進化していてすごいと思います」
「Facebook のビジネスマネージャの仕組みが分かりづらいのですが、ようやくクライアントにも分かりやすい形で可視化できそうなので、最後まで仕上げて、次につなげていきたいと思います」
「Web 制作中心の仕事なので、Google アナリティクス、Search Consoleの知識しかないので、広告が登場するとアカウント管理が一気に複雑になる印象を持ちました。
お話の通り、ツールが複雑というよりも複数業者に個別に依頼している状況が原因でもありますが、同様の状況になっている中小企業さんは多そうです。クライアントを中心とした管理体制が整理できたとして、それで終わりではなく次にクライアント社内に、どうマネジメントの仕組みをつくれるか?という課題に向き合う必要がありますね。次の段階の話も聞いてみたいと思いました」
いっしょに学びましょう
ネクストメディアでは、クライアント企業のマーケティング責任者さまや Web 担当者さまに伴走、Web 活用や情報発信の体制づくり、ノウハウ構築をお手伝いしています。
また代表の坂上は、経営者 / Web担当者 / マーケティング担当者 / 広報担当者 / クリエイター / 大学生 / 高校生向けのセミナーや勉強会の登壇を行っています。
興味を持ってくださった方は、お気軽にお声がけください。