合同勉強会「NEXTLAB.」2023年3月の内容を一部紹介します
ネクストメディアの鍋嶋です。
毎週水曜日に開催している合同勉強会「NEXTLAB.(ネクストラボ)」の 2023年 3月の内容を紹介します。
2023年3月の勉強会のテーマと、参加者の反応
3月の勉強会は、5回の開催でした。
3月は、心理学やコーポレート・コミュニケーションの視点を取り入れたコンテンツの作り方、Webサイトリニューアルの実例やWebサイトの常識の見直しをテーマとして取り上げました。
- 第234回|心理学とマーケティング(2023年3月1日)
- 第235回|サイトリニューアルにおけるコンテンツ改廃(2023年3月8日)
- 第236回|ウェブサイト、何が正解?①(2023年3月15日)
- 第237回|ウェブサイト、何が正解?②(2023年3月22日)
- 第238回|SNSと広報・マーケティング(2023年3月29日)
今後も、仕事の現場で実際に感じたことや、工夫したことをタイムリーに共有し、実務へフィードバックする場として、勉強会を活用していきたいと思います。
※参加者個人が特定されないよう、参加者のコメントは抜粋、編集を入れています。
第234回|心理学とマーケティング(2023年3月1日)
概要
NLP(神経言語プログラミング)をコンテンツ設計に応用する視点について参加者とディスカッションしました。
概念を知るだけでも活かせる視点があると思いますので、 皆さんと基本を確認できれば幸いです。
参加者の反応
「所属している組織や上司と仕事への取り組み姿勢が合っているうえでですが、よりよいコミュニケーションを取るために、自分と相手の優位性を知ることは重要だなと思いました。
客観的に分かりやすい・伝わりやすい文章を作成するために、まず正しい言葉使いを身につけること、そして各優位性を考慮した文章はどう書かれているのか、知っていくところからスタートできればと思いました」
「私は比較的ビジュアルもサウンドもぱっと浮かびやすいと思いました。
仰っていた内容そのものや近いものを実際に何度か体感していることも大きいのかな?と思いました。
ただその体験しているときにどれだけの情報を自然とキャッチできているかも影響していると思うので、生まれながらの特性もやっぱりあるのかなと後から思いました。
訓練次第である程度はなんとかできる気がするので、自己分析してみたいですし、あまり得意ではない部分も伸ばしていけたらなと思いました。
視覚が優位な方・聴覚が優位な方への報告の仕方の例もお話してくださっていましたが、たしかに人によって伝わりやすさはそれぞれだなと納得しました。
仕事でもプライベートでも、自分や相手の得意なこと・苦手なこともコミュニケーションを取っているうちにだんだん分かってくると思うので、相手によって良い伝え方ができればと思いますし、お互いにサポートし合っていけたらと思いました。
最後にお話されていたエピソード記憶、意味記憶の話も興味深かったです」
「何でも、自分が得意だったり、体験していることは、相手の立場を考えて表現もしやすいですが、 不得意だったり、未経験なことは想像できることに限度があるので、伝えたいことが上手く伝わらなかったりすると思います。
なので、例えば相手と上手く意思疎通ができていないな、伝わっていないなと感じた時こそ、 逆にそういう場を活かして、自分にない視点・感覚を盗んで、伸ばしていけたらと思いました」
「SNSを運用する際に組み込みたいです!」
第235回|サイトリニューアルにおけるコンテンツ改廃(2023年3月8日)
概要
直近でパートナー企業さんと取り組んでいるWebサイトのリニューアルにおいて短期間でコンテンツの改廃提案を行いました。
実例をもとに視点を共有し、意見交換できればと思います。
参加者の反応
「クライアントさんによって、明確なビジョンやミッションがあるかないかなど、多少の違いはあったとしても、 Webサイトリニューアルの考え方の順番自体に大きな違いはないのかなと思いました。
既存のWebサイトのコンテンツを見る前に業界などのリサーチをしたうえ、必要なコンテンツの仮説を立てるやり方は、なかなか経験することがないので、今後最初から携わる案件があった場合に、再度自分でも考えてみて、慣れていきたいなと思います」
「知らない業界も興味をもってリサーチすることが重要だと思いました」
「Webサイトに限らずですが、目的を達成する為の手段であることを忘れずに、何を伝えたいかを意識して、情報を精査していくが大切だと感じました」
「Webサイトをリニューアルするにあたり、既存サイトに引っ張られないように気をつけたいです。
また、ターゲットに合わせてWebサイトに持たせる役割を組み立てられるようになりたいです。
WebやITの変化のスピードに対応していけるよう頑張りたいと思います」
第236回|ウェブサイト、何が正解?①(2023年3月15日)
概要
ウェブサイトのKPI、適切なページ数、予算、 デザイントレンドや更新頻度などについて、
皆さんと何が「正解」なのか、「常識」が古くなっていないか、 などなど意見交換できればと思います。
参加者の反応
「情報を集めるのに、かっこいいアニメーションは必要ないのでは?という意見は納得でした。
どこにボタンをあるのかがわからない、他のページに移動する方法がわからないというのは、そもそも良くないと思いますし、
操作性・視認性も大事だなと改めて思いました。
コンテンツの量については、Webに限らず、ニーズにあった情報をしっかり届けられるようにしていきたいですし、ツールの作成を依頼された場合には、その重要性を相手にきちんと伝えられるようにしたいと思いました。
Webサイトは数値で推移を見れるツールなので、KPIについてもっと勉強したいなと思いました。
それぞれの数値がただ増えればいいわけではないし、Webサイトの持つ役割によって追いかけるべき数値も違うし、Webサイト外のリアルな出来事(質問の電話が減る、イベントに合わせて訪問数が増加するなど)とも結びつけて考える必要があることも忘れずにいたいと思いました」
「Webサイトを見るときに、デザインやアニメーションよりもそのWebサイトが何を伝えているのか本質的な部分を見れるようになっていきたいです」
「成果を出しているサイトは、見た目はどうあれ正しいと思うので、 成果が出るWebサイトを作りたいです!」
第237回|ウェブサイト、何が正解?②(2023年3月22日)
概要
デザイントレンドやWebサイトの更新や改善など運用にまつわる考えを皆さんと考えてみたいと思います。
参加者の反応
「オウンドメディアは無理してやらなくていいは、確かにそうだなと思いました。
また、効果が見込めるWebサイトに仕上がっていたとしても、それを運用する体制作りも重要だと感じています。
先日の勉強会に引き続き、デザインについても見た目も大事にしたいですが、視認性・操作性なども気をつけたいと改めて感じました」
「何に関しても、トレンドを追うのに終わりはないと思うので、特に自分の職業に関する情報は意識的に、根気強くキャッチアップし続けないとなと思います。
ただ、知らない状態からのキャッチアップは、情報の質の良し悪しが分からない可能性が高いので、誤った情報に引っ張られないよう、誰からどのように情報を取っていくかは気をつけていきたいです」
「ECサイトを運用する際に、他のメディアサイトやチャンネル数からの流入数を増やすことや、お客様が商品購入後のカスタマーサポートはどうするのかなど、お客様がECサイトで商品やサービスを購入後に再度来店してもらうまでの全体的な導線作りが必要なんだなと改めて思いました。
トレンドの部分でも話題になっているECサイトを追いかけていきたいです」
「キャッチするチャネルは制限しておかないと、最近はノイズが多い印象です。
成果を出しているWebサイトが正解だと思うので、全案件を成果が上がるWebサイトにしたいです」
第238回|SNSと広報・マーケティング(2023年3月29日)
概要
中小企業でもSNSを活用する会社が増えました。
店舗ビジネスや講師業などは、SNSとの相性が良い印象ですが、商材によっては投稿コンテンツのイメージが沸かない担当者も多いようです。
コーポレート・コミュニケーションの視点で、 SNSやウェブサイトの運用について考えてみたいと思います。
参加者の反応
「発信するコンテンツがないわけではなく、自社やお客様に対する理解が低いということに気づけていない企業や、 発信していたとしても目的のないコンテンツになってしまっている企業は恐らく沢山あるんだろうなと思いました。
コンテクストに合わせていたコンテンツを発信することで、情報を届けたい相手にしっかり届くと思いますが、 同じコンテンツをコンテクストに合わせて変えていくというのは、まだあまり明確なイメージがついていないので、今後経験を積みつつ、学んでいきたいと思います」
「SNSは手軽にできるイメージがある分、自社でなぜ行うのか、発信しているだけで満足していないか、気をつけないといけないなと思いました。
組織が情報発信するコンテンツについて、その組織を構成しているものやお客様はどんな人たちなのか分解して、何を投稿していければいいか判断できるようになっていきたいです」
3月の勉強会を振り返って
今月はWebサイト制作に関わるテーマが多い月でした。
ウェブサイト、何が正解?①②のテーマ では、参加者から様々な意見がありました。
また1ユーザーとして、今までどんな場面でどんなWebサイトが役立ったか、使いやすかったか、なども話題に上がりました。
勉強会のなかで私たちが学んだことは、
制作者視点でWebサイトの回遊率やデザイン性だけを追い求めるのではなく、
ユーザー視点で意思決定に必要な情報の提供や何がどこにあるかすぐにわかる導線作りをすることが重要だということです。
これからも、クライアント企業さんの成果に貢献できるよう、仕事や勉強会を通じて学んでいきたいと思います。
2023年3月は、心理学やコーポレート・コミュニケーションの視点を取り入れたコンテンツの作り方、Webサイトリニューアルの実例、Webの常識の見直しをテーマとして取り上げました。
ネクストメディアでは、ウェブサイトや広告、SNSなどのウェブデータの分析や活用支援、地方中小企業の現場や組織課題に合わせたマーケティング施策の実行支援を行っています。
もしご関心をお持ちでしたら、お気軽にお問い合わせください。